薪ストーブと過ごす夫婦の満ち足りた家時間
安心して、心地よく。薪ストーブとともにある日々を応援します。
Sさんご夫妻は、結婚式や新婚旅行をコロナ禍で断念。外出がままならない日々が続く中、「せめて家で過ごす時間を大切にしたい」と考え、新築を決意しました。
家づくりを依頼したのは、優れた住宅性能と自然素材をふんだんに使った家づくりで信頼を得る旭川の工務店・芦野組です。「キャンプ好きの私たちは、木を用いた室内のデザインや素材の使い方に惹かれました」と、お二人はその理由を語ります。
同社のオープンハウスに何度も足を運ぶうちに思いを募らせていったのが、薪ストーブのある暮らしです。「芦野組さんが手がけたほとんどの家に薪ストーブがありました。その暖かさにすっかり魅せられて、当初は憧れだったのが、気付けば設置は必須条件になっていました」。光熱費も抑えられるのでは、という期待も込め、新居の主暖房を薪ストーブに決めました。
2024年、美瑛町の住宅街の一角に新居が完成。床暖房を敷設した土間スペースに鎮座するのは、ドブレの「640WD」。大きなガラス面に揺らめく炎と、開放的な吹き抜けを貫く薪ストーブの煙突。奥さんのグランドピアノと薪ストーブがあるLDKが、ご夫妻の暮らしの中心です。
新居で迎える初めての冬。ご夫妻の毎日にはこれまでなかった「炎を眺める時間」ができました。「平日は二人とも仕事をしているので、火をつけるのは帰宅後。家に帰るのが楽しみで仕方ないです」とSさん。
パチパチと薪の爆ぜる音とともに体をじんわりと包む暖かさの中で食卓を囲み、食後はソファに腰を下ろして炎の揺らぎを眺めながら1日の疲れを癒やします。休日は朝から火を入れて、一日中楽しんでいるというご夫妻。薪ストーブのある暮らしがもたらしたのは、豊かさに満ちた家時間でした。
ある冬の一日 〜a winter day with a wood stove〜
■MORNING 8:00
起きたらまず一番に薪ストーブに火を入れる。体にじんわりと伝わってくる炎の暖かさの中で、少し遅めの朝食をとる休日の朝。

■AFTERNOON 13:00
炎の様子を見ながら室内に薪を運び込んだり、焚き付け用の薪を小割りにしたりする昼下がり。手を動かすことも楽しいのが、ストーブ暮らしの醍醐味。
■EVENING 20:00
「炎を眺める時間」は、この暮らしとともに生まれた二人の新たなひととき。夕食後は、揺らぐ炎と愛酒で冬の宵を味わう。
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薪ストーブの基礎知識のほか、先輩たちのお宅から学ぶ間取りや薪置場のアイデア、専門店によるメンテナンスのことなど、薪ストーブ導入の前に知っておきたい情報も。ぜひ手にとって、炎のある暮らしの魅力をご覧ください。
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